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【#37】きょうかさん / 久司さん / りさこさんのワンシーン

子どもの頃、ぎゅっとにぎった母の手。
人生の門出を見送ってくれた、恩師の姿。
初恋の人に、胸が高鳴った瞬間。
大切な人との別れ。

リスナーのみなさまの人生のワンシーンを彩ったエピソードを、
女優・若村麻由美が語り、写真と共に、音楽の花束にしてお届けしていきます。


【Scene1:きょうかさん】
彼と別れて、最近ようやく、寂しさもなくなってきました。先日、たまたま入った雑貨屋さんで可愛いキャンドルを見つけました。普段、キャンドルなんて使ったこともなかったのですが、なんとなく買ってみました。
夜、早速キャンドルに火を灯すと、いい香り。とっても落ち着けるんですね、もっと早く知りたかったなぁ。
そして、ふしぎと、「彼と別れたあとに感じたさみしさ」じゃない、別の「さみしさ」を感じました。
いまも、ゆらゆら揺れる火を眺めながら、仕事のこと、自分のこと、家族のことを、考えています。
さみしさに向き合った分、しっかりしなきゃ。静かに気合いを入れる、今日このごろです。

音楽の花束:♪蝶々結び/Aimer


【Scene2:久司さん】
去年、初めて福島に行ってきました。震災の後に行けず、心の中でなんとなく罪悪感のようなものを感じていて……。
仮設住宅の敷地にあるラーメン屋に入って、ラーメンを食べました。不思議と懐かしい気持ちになりました。僕のふるさとを思い出しました。
ふるさとって、人のあたたかさがある場所なんですね。また「帰りたい」と思っています。

音楽の花束:♪Two Shot/THE HUMAN BEATS


【Scene3:りさこさん】
東日本大震災から6年ですね。早いという想いと、まだ6年かという想いが入り混じっています。
あの時、いてもたってもいられなくて、東北まで車を走らせました。震災から3年間で、何度足を運んだのかおぼえていません。ボランティアといっても私にできることは限られていて、もどかしかったことだけ、強くおぼえています。
きれいな空と、青い海と、空き地。その空き地は、もともと空き地ではなく、人が住んでいた場所です。忘れたいと思っている人もたくさんいるでしょうが、私自身は忘れちゃいけないと思って、この写真を何度も見ています。
今は妊娠していて東北に行くことはできないけど、子どもが大きくなったら、あの日何があったのか、私なりに教えてあげたいと思っています。

音楽の花束:♪希望という名の光/山下達郎


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人生のワンシーンにある音楽の花束と、一枚の写真。
思い起こさせるのは、笑顔、歓び、照れくささ、驚き、そして時には哀しみや痛み。
どんな感情も、人生には欠かすことのできない大切なもの。

音楽の花束を、あなたに…。