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【#52 / 最終回】ピックさん / わんちゃん / 1号さんのワンシーン

子どもの頃、ぎゅっとにぎった母の手。

人生の門出を見送ってくれた、恩師の姿。

初恋の人に、胸が高鳴った瞬間。

大切な人との別れ。



リスナーのみなさまの人生のワンシーンを彩ったエピソードを、

女優・若村麻由美が語り、写真と共に、音楽の花束にしてお届けしていきます。



【2016年7月からスタートしたこの番組は、今回をもって最終回となります】





【Scene1:ピックさん】

小学校からずっとずっと仲の良かった友達が、今年の夏からアメリカに留学することになりました。期間は3年。アメリカでの生活が合えば、そのまま仕事をするかもしれないとのこと。もちろん一番の理解者でいたいし、笑顔で背中を押したい。でも寂しさが大きすぎて、うまく想いを伝えられずにいました。

そんなとき友達がドライブに誘ってくれて、着いたのは、綺麗な花が一面に咲いているふたりの思い出の場所。家庭や学校での悩みや恋の悩み、たくさんの話をした場所でした。そこにいると自然と言葉が溢れてきました。応援したいという想いと、寂しいという想いとを正直に話し、ふたりして涙。お互い次に会うときは今より何倍も成長していようと約束しました。

アメリカへたつまでにまだ少し時間があるので、たくさん思い出を作って大切に過ごしたいです。



音楽の花束:♪stage by stage/PANG





【Scene2:わんちゃん】

同じ保育園、同じ小学校の会社の先輩がいます。先日先輩から「思い出巡りをしようよ。」と誘われ、久しぶりに生まれ育った街へ行きました。

あんなに広く感じた通学路が狭くてビックリ。行きつけの駄菓子屋が一緒で、おでんをよく食べた事、マラソン大会のコースは一緒でも、私達の時には距離が長くなってた事。保育園、小学校、港に寄る度に懐かしい話で盛り上がりました。

よく遊んだ海で砂山を作って、トンネルを掘って波に壊され、夢中になって何度も作っていたら、満潮になり波がザブーンと...全身びしょ濡れになり大笑いしました。

帰りの車中で先輩が校歌を歌いだし、校歌の歌詞にある富士山が見えたので「今日も富士山綺麗ですよね~。」と言ったら無言...ふと横を見たらグッスリ寝てました(笑)

思い出の場所で懐かしい話ができ、思いっきり子供の様に遊んで楽しかったし、温かい気持ちになれた。会社で同じ部署になるまでは知らなかった先輩と一緒に来れて、不思議な感じがしました。



音楽の花束:♪Talking To The Moon/Bruno Mars





【Scene3:1号さん】

私は大学受験で浪人して、1年間、勉強漬けでした。その1年間を与えてくれたのも、耐え抜けたのも、親のお陰だと思っています。

受験が終わって、春のお彼岸にお墓参りにいきました。お墓参りに行った鎌倉の墓地は山の中腹にあり、鎌倉山)の緑が一望できる場所があります。その日は快晴で、雲ひとつなく、滲みるような青空でした。

お墓で祖父に受験の報告をし、綺麗な青空を見上げていると、長かった受験生活、支えてくれた家族の存在を噛み締めて、涙が出てきました。

今は大学生となりましたが、辛いときはこの青空の写真を眺めて、気合いを入れています。大切な写真です。



音楽の花束:♪輝く月のように/Superfly



メッセージを採用させていただいたみなさまに

<花門フラワーゲート>から<季節のお花>をプレゼントいたします。








Music Flowerは今回の放送をもって最終回となります。

1年間にわたり、みなさまからたくさんのエピソードと写真、リクエストをいただきました。本当にありがとうございました!

ご感想などは引き続き、トークルームでお待ちしております。

1年間のご愛顧、誠にありがとうございました。






人生のワンシーンにある音楽の花束と、一枚の写真。

思い起こさせるのは、笑顔、歓び、照れくささ、驚き、そして時には哀しみや痛み。

どんな感情も、人生には欠かすことのできない大切なもの。



音楽の花束を、あなたに…。