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阿寒湖の春

北海道の東部、阿寒。
活火山と森と湖の大自然が広がります。
6月、ようやく森に春が訪ずれて、澄みきった空気に包まれます。
 
阿寒湖畔の朝・・
湖畔に流れ込む渓流音と共に、複雑なリズムでさえずる鳥たちの声。
虫の羽音、何かが動く葉擦れ・・
驚くほど絶妙なタイミングで、重なり合い、主役を交代しながら
様々な生物の息吹が聞こえてきます。
まるでオーケストラのように。
 
自然が織りなす調和した音の綾。
森の物語が立ち現れてくるようです。
 
鈴音のような高い声を発しているのは、国の天然記念物でもある「クマゲラ」。
北海道と東北の一部の森にしか生息していません。
日本最大のキツツキで、ドラミングも迫力がありますが、
オスは頭が赤い羽毛で覆われていて、なんとも可愛らしい顔です。
 
大型の野生動物や希少な野鳥が生息する神秘の森、阿寒。
6月は、短い春から夏へと急速に季節が移り変わります。
 
阿寒の春の音風景です。