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外洋からの波音

外洋からうねりを伴って打ち寄せるビッグウェーブ。
南の島の軽い波とは違った、深い呼吸のような長いストロークの波です。
今回は、外洋からの4つの波音をお届けします。
 
最初の波音は、房総半島の九十九里浜から。
弓状に約60キロ、どこまでも続く海岸線は雄大です。
遠浅の砂浜がどこまでも続き、夏にはたくさんの海水浴客で賑わうビーチ。
太平洋からのうねりがダイレクトに寄せて、低音の効いた波音が轟きます。
 
さて、次は海を渡り伊豆諸島・新島へ。
新島は白い砂浜の海岸線が美しい周囲40キロほどの火山島で、伊豆諸島のほぼ中心に位置します。
360度海に囲まれて多くの美しい海岸がありますが、
その中でも「羽伏浦海岸」は、ハワイのノースショアを思わせる程のビッグウェーブが押し寄せる世界有数のサーフ・スポット。
太平洋からゆったりと打ち寄せる波音に包まれ、大らかな気持ちになります。
 
さて、次は日本列島を南へ南へ・・
沖縄県と鹿児島県の間に位置する奄美大島。
その南端、太平洋に突き出した岬に広がりる「ホノホシ海岸」は、
大小の丸い石が一面を埋め尽くす珍しい海岸です。
荒波にもまれて角の取れた丸い石同士が、寄せ返す波に合わせてぶつかり合い
「カラカラ・・」と音をたて、他では聞くことの無い独特な波音を響かせています。
 
一気に北上して北の大地へ。
最後は、北海道東部の「小清水海岸」。オホーツク海からの波です。
風とともに、唸るように押し寄せる波音・・
その音を聞いているだけで、まるで波の中に巻き込まれていくような感覚になります。
大きなうねりの波音は、心臓の鼓動と同期しているようにゆったりしたリズムを刻みます。
静かに深く体に入り込む音です。