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石川県の初冬

かつて 加賀の国、能登の国と呼ばれた二つの地域からなる石川県。
古都の風情漂う金沢や、日本海の荒波を受ける能登半島・・
歴史ある数々の温泉地など、見どころは尽きません。
 
昔、律令制のもとで加賀の国が出来たのが1200年前と言われます。
その更に100年前、奈良時代に僧の行基が発見したと伝えられる「山中温泉」は石川県を代表する温泉。
大聖寺川の上流、美しい渓谷の中に佇みます。
付近の「鶴仙渓」は渓流沿いに遊歩道があり、紅葉のシーズンには、
鮮やかに色づいた木々や流れ落ちる滝を眺めながら、散歩を楽しむことができます。
 
能登半島は、富山湾に面した海岸を内浦、日本海に面した海岸を外浦と呼びます。
外浦には、日本海の荒波をまともに受けてできた奇妙な形の岩場が随所に見られます。
豪快な断崖風景で知られる「曽々木海岸」は、輪島市街から北東に17km。
ここは冬の極寒の時期に「波の花」が大量に発生します。
季節風が強い日、岩に打ち寄せた波が白い泡になって、雪のように舞って海岸を覆います。
厳しい能登の自然が生み出す幻想的な風景・・・
 
冬にむけて北西からの季節風が強まり気温が低く雪の降る日が多くなりますが、
能登の人の温かさと反比例するかのようです。
 
石川県の初冬の音風景です。