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知床の海と川、生き物たち

北海道東部、オホーツク海に細長く突き出た知床半島。

半島中央部には、知床岳、知床硫黄山、羅臼岳、遠音別岳、海別岳の知床連山が連なり、

西側には、カムイワッカの滝、オシンコシンの滝、知床五湖、東側には羅臼湖、そして知床峠。

 

急峻な地形の知床半島には穏やかな大河は無く、細く急な流れの川が数多く存在します。

半島のオホーツク海側に流れ出る遠音別川は、サケ・マスの遡上する川。

河口から遡った上流へ産卵場所を求めて必死に泳ぎます。

日本から遥か遠い海で大きく成長する回遊魚の中でも、

産卵の時期になると不思議と生まれ故郷の河川に戻り産卵するサケ・マスは特殊です。

卵を産むと、役目を果たした魚たちは一週間前後で命を落としてしまいます。

彼らの長い旅の最終地点が故郷での産卵なのです。

 

知床半島を囲むオホーツク海は、世界でもっと低緯度にある凍る海。

東岸、根室海峡に面した羅臼の海岸は、強い波に洗われた大きな丸石で覆われています。

羅臼の港には、漁から戻る漁船を追って多くの海鳥が舞います。

波音は南国の軽やかな音とは反対に、ずしりと重みのある音・・

冬になると流氷が海を覆い、それらが割れたり衝突することで、迫力のある音が響きます。

 

2005年には世界自然遺産に登録された知床。

海と川は、多くの野生動物の命を育んでいます。

 

知床の海と川の音風景です。